タイトル未定

とくにないです

ロンドン旅行(1)

ネパールから帰国してからのおよそ一週間、謎の時空の歪みの後、
5月22日から26日までロンドンに行ってきました。

 


 
ロンドン行きについては
「インド人コミュニティを見る」とかいう、クッソ意識高そうな目標を建てていたのですが、蓋を開けてみれば、普通に楽しんだだけでした。ワハハ。
 
仲いい友達が3人くらいその時イギリスに行ってたので、せっかくだしその人たちに会いたいなァ、って思ったのも、イギリス行きをキメた大きなきっかけでした。
 
・・・・。 
「なんというか、それが理由の9割くらいを占めるのでは? 」という空気の中、
ニューデリーの空港のターミナル3から出発しました。

 

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▲出発前に空港で浮かれるワタシ。

 

 
今回使った航空会社は往路と復路共にエア・インディアです。
エア・インディアはやっぱり地元インドの会社というだけあって、映像コンテンツのインド映画の充実具合がやばいです。
デリーからロンドンまで6、7時間とかそのくらいの時間を往復各3本ずつ見ました。
視聴した映画については、ロンドン編の最後にまとめてドバーッと書こうと思います。
 
 

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機内食はもちろんカレー。もはや実家のような安心感である。

 


後ろの座席のインド人家族がドチャクソ暴れまわるのでほとんど寝ることはなく(ときどき後ろに憎しみの肘打ちをしながら)
思ったより早くロンドンのヒースロー空港に到着。


え、えぇ~っ・・・なんですかこのきれいな世界・・・
PS4とかsteamで発売してるインディースのゾンビゲーの舞台になってそう・・・
てかハエがその辺を飛んでないの意味わかんないんですけど・・・
とか考えつつ、入管へ。
 
日本国籍保持者は短期の観光の場合、特に事前にビザの云々をする必要はないのですが、そうはわかっていても、な~んか不安になるもの。
どうやら入管のおじさんによる簡単な質問コーナーみたいなのがあるらしいので、
脳内シミュレーションを待機列で完璧にしていたのですが
 


いざ自分の番になって質問されると、
 

「pera pera pera.....(英語のようなもの)」

「え?あっ・・・ンー?^^(聞き取れない)」

 

完全に油断していた・・・ここはいわゆる「イギリス英語」の本場なんや・・・
気を取り直してもう一回言ってくれ~とお願いすると
 
「何人で来たん?」って言われただけだった。
person
という単語すら聴きとれなくなってしまっていた自分の英語力!オゴゴゴゴ
 
「死にて―^^(一人で来ました!)」と返事して、なんやかんやで普通に入国できました。
 

 

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▲空港。ウワァ~異世界だぁ・・・。

 


空港内で適当に両替を済ませて、空港から出ている地下鉄みたいなやつで
キンクロ(Kings Cross駅の略)へ!
なぜこの駅に向かったのかと言うと、以前モヒカン氏にこの辺に安宿街があると言われたからです。
二日目以降友達と合流してから一緒に泊まる予定だったので、初日の宿については特になんの手配もしてませんでした(笑)
ぶっちゃけインドの安宿(コルカタ編に出てきたやつみたいな)に慣れると
南京虫さえ居なけりゃいいよ。(笑)」くらいの感覚になっちゃうので、
適当にホテル探して適当に泊まるかぁくらいにしか思ってなかったんですよね。
 


しかしながら、思いのほかキンクロ が空港から遠く、キンクロに着いた頃にはもう20時近くになってしまいました。
あんまり外が暗くなかったので、完全に油断してました。
普通に腹減ったし、なんかもう宿探す元気も予算もそんなに無いし、Wi-Fiもないから情報収集できないし・・・

 
『明日になれば友達も来るし!なんとか今日のところは耐えよう!(笑)』
などとクッソ行き当たりばったり感を醸し出しつつ
 


とりあえず腹ごしらえにどっか行くことにしました。
 
行き先はもちろん、インドカレー屋さんです。
だって一人別にお酒飲むわけでもないのにまずいと噂のフィッシュ・アンド・チップスは食いたくないし・・・
 
 

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▲これがロンドン的インドカレーだ!

 


おぉ~~これはすごいぞ。
なんかよくわかんないけど、日本でのインド料理屋さんともなんか違う感じ!

ナーン・オン・ライス!
店員さんにヒンディー語で話しかけたら一品ほどサービスしてくれました。
やったー!
味もとってもおいしい!
 
どうやらその店員さんはバングラデシュ系移民3世らしく、ヒンディー語は家族とかそういう都合で理解はできるけど、話すことはできないらしい。
 
そういえばさっきの機内食もカレーだったな・・・
しかもこれシェア前提のやつだこれ!
などと考えつつ、完食。
 
 

 


 笑顔がかわいらしい「本物の」イギリス訛りの英語を喋る店員さんたちにバイバイして、いざ退店するも、まだ22時前。

 

 
え、普通に寒・・・
デリーのクソ暑さに油断して「荷物重くなるから長袖いーらない^^」などと言っていた自分、許さん。

 

 
えーでもどうしよう、宿もないしなぁ・・・
とりあえずバス停で風よけつつ寝ようかな・・・と思ってキンクロ駅前のバス停に座るも、どうも落ち着かない・・・
どこの国もそうだと思うけど、夜ってあんまり安全じゃないみたいで。
バス停の近くにある広場で暴れているなんか色んな意味で「ハイ」になってる若者の奇行を見ていたら、
『下手にここで寝たら、鞄取られるだけじゃ済まないどころか慰み者にされるのでは・・?』
 と不安になったので、とりあえず屋内に避難することに。
 

 

こんな時に開いてる店。。
あ!マクドナルドだ!なんか24時間営業っぽい!
しかも超近距離に2軒くらいある!

 
 ヤッホーウ!最高!
やっぱりハンバーガーといえば世界のマクドナルドさんですよね!
バーガーキングの方が好きとか言ってないです!
おい!今は『グラコロは実質全部小麦粉で出来ている』とか関係ないだろ!いい加減にしろ!
 
 

と意気揚々と駆け込んだのはいいものの、なぜかフリーWi-Fiがつながらない(おそらく認証SMSがSimの関係で届かなかったため)し、暇つぶしはたまたま持っていたTeach yourself さんしか無く、超絶暇。。。
頼んでいたホットコーヒーも飲みきってしまって眠くなっていたら、警備員さんに注意されてしまう。笑

 
そうですよね、ここはホテルじゃありませんから・・
しかもなんていうか、夜の客層悪いな。笑
誰かを許してしまうと、もれなく全ての人のマクドナルド宿泊許可しなくてはいけなくなるからね、仕方ない。
 
「スミマセン、ほんと・・・強く生きます」
注意してくれた警備員さんに謎の決意表明をして退店。
もう一つの店に行きます。

 

 

 
この時およそ24時。
 
そしたら、もう一つのマクドナルドは完全にイートインエリア(座るゾーン)が完全に閉鎖されて、あるのは立ち食いゾーンだけ。
こちらの店は夜間は完全にテイクアウト前提のお店に変わるタイプみたいです。
あれ、これはもしかしたら今のおれのためにあるようなものなのでは?
 
ということで、ここから翌朝8時頃に大英博物館前に行くまで立ったまま夜を明かすという、名付けて『スタンド・アローン・コンプレックス』作戦が始まったのであった。
 
 
2時頃になって客足がなくなり始めたころ、狭い店内の一角に『コーヒー一杯しか頼まないくせにやたらと立ち続けている謎のアジア系のヤツ』がいるということを察した警備員さんが話しかけてくる。
 
『どっから来たん?』
『え、ちょっと旅行で。日本からです。あ、今はデリーで勉強してるんですけど。』
『そうなんか。なんかずっといるけど、どうしたん?』
『いやー、実は今日の20時くらいに着いたんですけど、ホテル探すのが面倒で、予算にも余裕がないし、なんとなくここで完徹することにしました!友達と朝に大英博物館で待ち合わせしてるんです。6時くらいになったら散歩がてら出ますよ。^^』
『そうなんだ。』
『そうなんですよ。えへへ^^( クッソ~~誰やお前・・・頼む~~追い出さんといてくれ~~)』
 
みたいな会話をしたら、警備員さんはわかってくれた。
え、なんかもう
ありがとう、ありがとう・・・(藤岡弘、
 
しかもこの日は偶然深夜帯のお客さんがクッソ少ない日だったらしく、警備員さんも普通に暇だったらしい。
悪運が強いことに定評のある自分である。。。
 
その警備員さんはアフリカ系の方で、眼鏡が似合うステキなおじさんでした。
日本のこととか、ロンドンのこと、デリーでの生活のこと・・・とにかくたくさん話しました。 

 

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▲なんか、くれた・・・(使わずにインドに帰ってしまった)

 

 

そしたら、3時を過ぎた頃、ラッパーに転生したモハメド・アリみたいなお兄さんがご来店します。

ウワァ・・・これはすごい・・映画に出てくる人みたいだァ・・・

なんて警備員さんと話しながらボーッと様子を見てたら、目が合ってしまった。

 

しかもこっち来ちゃったじゃねーか!

 

『ウ~イw元気か?』

『あっはい。元気でーす。うーい(泣きそう)』

『何してんの?』

『ヒ、ヒヒィン・・夜が明けるのを待ってるんです』

『警備員と?ウケる』

 

 

なんかもう、ワロタ・・・

夜のロンドンに繰り出そうぜ、なんて言われてその後先回りしていた仲間に取り囲まれ、

 

『な~~にが夜が明けるのを待ってるだぁ?二度とお前に朝は来ないんだよ!俺たちのせいでな!ヒャハ!』

 

などと言われ、慰み者にされるに違いない・・・

マクドナルドなんかに来なきゃ良かった。

くっそー誰だよホテル探さなかったやつ!

ていうか日本マクドナルド!なにマックポーク廃止してんじゃ!あとマフィンを終日販売してください!

 

 

とか思ってたら、ロンドンのモハメド・アリ(ロ・アリ)が

『ほーん。ほんならおれも友達が迎えに来るまでここに居るわ。よろ。』

『^^』(←悲しみのアルカイックスマイル)

 

 

 

なんか、ロンドンで警備員さん、ロ・アリ、自分の三人で徹夜することになった。

 

 

 

誤解の無いように記述しておくと、異国の知り合いが居ない深夜のマクドナルドであらゆる人に対する警戒心がMAXだっただけです。笑

 

 

しかし、やっぱり人は見かけによらないもので、話しているととても面白い。

自分と住む世界が違いすぎるのだ。

気づいたらその人の話に夢中になっていた。

飛行機であんまり寝ていないのが気にならないくらい謎に三人で話し続けた。

 

共感してくれる人もいるかもしれないが、外国語を話していると人格が変わるのだ。

自分の場合、英語を話している間は某黒バスよろしく「ゾーン」に入り、コミュ力が50%くらい向上するようだ。(それでもコミュ障であるに変わりはないが)

 

5時くらいになって、ロ・アリの友達がご来店。

『さいなら~ロンドン旅行楽しんで~友達に会えるといいね~』

と言うとあっさり去っていった。

 

写真も別に撮ってないけど、思い出深い出来事の一つ。

 


 
 ここまで長時間英語を使って会話をしたのはいつぶりかな。笑
でも確実に語彙力が落ちたなぁというのをひしひしと感じる。。

 


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6時頃になると、 朝日が登っていた。
徐々に人通りが多くなる。おそらく地下鉄が動き始めたんだろうな。
夜も世も明けるのだ。 


そして訪れる別れの時間。
『もしかしたらその辺にあるスタバならWi-Fiいけるかもしれんで』
『まじか。ありがとう。楽しかったです。お仕事がんばってください。』
『こちらこそ。よい旅を。』
 


店の外に出ると、すこし冷たい風が吹いている。
シャツの一枚くらい持ってくればよかったな。

 

 
警備員さんの助言の通り、すぐ横にあるスタバ(しかも開店前)のWi-Fiだけはなぜは繋がった。
『スタバァ~??フラペチーノ屋さんのことだルルォ?』とか言ってごめんなさい。
合流予定の藪内にも無事連絡を送ることが出来た。 
 
 
キンクロから大英博物館までは30分くらい歩けば着くくらいの距離にあるみたいだ。
朝のロンドンの街並みを眺めながら歩くのもオツだろう。
 
 
  合計8時間くらい立ってた気がするし、一睡もしてないけど、不思議と足取りは軽やか。大丈夫。
 

 

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▲朝のキンクロ。ふつくしい
 

 


歩きながら、お世話になったマクドナルドでの一連の出来事を思い出す。
 
すると、ふと我に返るのだ。

 

 

 

 

 

 


あれ?ロンドンに来てまでおれはいったい何をしてるんだろう、と・・・。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

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 次回に続く。